税理士サンタ🎅です。
本日は、【ファクタリング vs 銀行融資 : メリット・デメリット】について、お話しいたします。
- ファクタリングとは
- ファクタリングと銀行融資との違い(ファクタリングのメリット)
- ファクタリングと銀行融資との違い(ファクタリングのデメリット)
- ファクタリングという名のヤミ金融業者の存在あり!!
- 一方で、経済産業省中小企業庁は、ファクタリングの利用を促進している!
ファクタリングとは
ファクタリングとは、
- 事業者が保有している売掛債権を、
- 回収期日前に、
- 一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、
- 法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
事業をされていると、資金調達が急ぎで必要になることもあります。
- でも銀行が貸してくれない。。
- 銀行の融資には時間がかかる。。
そんな時に検討すべきなのがファクタリングになります。
まずは、ファクタリングトと銀行融資との違いについてご説明いたします。
ファクタリングと銀行融資との違い(ファクタリングのメリット)
早期に資金調達ができる。
銀行融資の場合は、銀行が御社の信用力調査のため、試算表、決算書類、事業計画などの調査確認が必要であるため、最短でも1ヶ月は必要ということはざらです。
対して、
ファクタリングは、売掛債権の売買契約です。
売掛債権自体に問題がなければ、
つまり、売掛債権先の企業の信用力に問題がなければ、即日に資金調達ができる場合もあります。
自社の業績が悪くても資金調達ができる。
銀行融資の場合は、御社の経営成績・財政状態・資金需要の内容などを判断して、融資の実行を決断するので、会社の状況次第では、例えば、
- 債務超過に陥っている
- 赤字体質である
- 社長の信用力に問題がある
- 融資の目的があやふやである。融資の目的が定まっていない。
などの理由により、融資を断られることがあります。
対して、
ファクタリングの場合は、売掛債権の売買契約であるため、売掛債権自体に問題がなければ、御社の信用力などは関係なく、資金調達ができます。
ファクタリングと銀行融資との違い(ファクタリングのデメリット)
手数料が高い
なんといっても、ファクタリングのデメリットは、手数料が高い点です。
銀行融資の場合は、業績が良ければ0.5%未満で融資の実行を受けられることも多々ありますが、
ファクタリングの場合は、手数料が10%を越えることもあります。
他社に委ねられてしまう
銀行融資の場合は、自社の事業内容や業績などで判断されますが、
ファクタリングの場合は、売掛債権先の信用力で判断されます。
そのため、自社に問題がなくても、売掛債権先の信用力によっては、資金調達ができない場合があります。
こちらのファクタリングのデメリット2は、上記のメリット2と表裏一体の関係性にあります。
ファクタリングという名のヤミ金融業者の存在あり!!
ファクタリングは、早期の資金繰り対策としては、非常に優れた方法です。
しかし近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行う、ヤミ金融業者の存在が確認されています。
また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
一方で、経済産業省中小企業庁は、ファクタリングの利用を促進している!
一方で、経済産業省中小企業庁では、中小企業者が不動産担保に過度に依存せずに資金調達ができるよう、売掛債権担保融資保証制度を創設し、普及を進めています。
つまり、
- 長期的な高額な資金需要については、銀行融資
- 短期的な比較的少額な資金需要については、ファクタリング
といったように、バランスが必要です。
すぐに資金が必要である方は、一度、ご検討されてみてはいかがでしょうか。
節税のご提案は、あなたの決算内容に応じて個別にご提案いたします。
また、相続のご相談も承っています。
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では、本日はこれまで。ほんまおおきに
By.税理士サンタ🎅