税理士サンタ🎅です。
本日は、【定額減税の理由を理解!なぜ甲欄の従業員だけ対象?】について、お話しいたします。
定額減税の概要
定額減税は、扶養控除等申告書を提出している給与所得者(いわゆる甲欄適用者)については、
その主たる給与の支払者のもとで、
- 月次減税
- 年調減税
どちらかの方法で、定額減税額の控除が行われます。
簡単に噛み砕いてご説明すると、
- 定額減税は、
- あなたの会社で年末調整を実施する従業員(あなたの会社でメインで働いており、甲欄を適用して所得税の計算をし、年末調整を実施する従業員)
を対象として、計算する必要があります。
そのため、
あなたの会社では、乙欄、丙欄を使って給与計算をしている従業員、
つまり、あなたの会社では、あくまで副業で(サブ的に)働いている従業員は、あなたの会社では年末調整を実施しません。
年末調整を実施しない従業員は、あなたの会社では、定額減税の計算をしてはいけません。
では、なぜ甲欄適用者の従業員だけを対象にしていのでしょうか。
定額減税が甲欄適用者の従業員だけを対象にしている理由
定額減税が、甲欄適用者の従業員だけを対象にしている理由は、
乙欄や丙欄適用者についても定額減税の計算をしてしまうと、
メインで働いている会社でも定額減税の計算をして、
サブでは働いている会社でも定額減税の計算をしてし、
ダブル適用になってしまうためです。
そもそも、複数の会社で働いていても、年末調整は1ヶ所でしか実施できないですよね。
これと同じ理由です。
そのため、各従業員に、
- うちがメインの職場で、うちで年末調整しますよね?
- その場合しか、うちでは定額減税を受けてもらえません。
とご確認ください。
給与計算をエクセルで実施されている会社は、定額減税の計算をエクセルでするのは、かなりのご負担になります。
従業員数が10名を越えられる場合は、給与ソフトの購入をご検討されるか、社労士さんへのご依頼をご検討ください。
優秀な社労士さんのご紹介はできますので、もし必要でしたらご連絡ください。
では、本日はこれまで。ほんまおおきに
By.税理士サンタ🎅
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