税理士サンタの節税ブログ

事業に使える節税対策です。顧問契約・相続のご相談は、info@couple-cpa.comへご連絡ください。

【224】定額減税の理由を理解!なぜ甲欄の従業員だけ対象?

税理士サンタ🎅です。

本日は、【定額減税の理由を理解!なぜ甲欄の従業員だけ対象?】について、お話しいたします。f:id:couple-cpa:20240410080547j:image

定額減税の概要

定額減税は、扶養控除等申告書を提出している給与所得者(いわゆる甲欄適用者)については、

その主たる給与の支払者のもとで、

  1. 月次減税
  2. 年調減税

どちらかの方法で、定額減税額の控除が行われます。 

簡単に噛み砕いてご説明すると、

  • 定額減税は、
  • あなたの会社で年末調整を実施する従業員(あなたの会社でメインで働いており、甲欄を適用して所得税の計算をし、年末調整を実施する従業員)

を対象として、計算する必要があります。

そのため、

あなたの会社では、乙欄、丙欄を使って給与計算をしている従業員、

つまり、あなたの会社では、あくまで副業で(サブ的に)働いている従業員は、あなたの会社では年末調整を実施しません。

年末調整を実施しない従業員は、あなたの会社では、定額減税の計算をしてはいけません。

では、なぜ甲欄適用者の従業員だけを対象にしていのでしょうか。

定額減税が甲欄適用者の従業員だけを対象にしている理由

定額減税が、甲欄適用者の従業員だけを対象にしている理由は、

乙欄や丙欄適用者についても定額減税の計算をしてしまうと、

メインで働いている会社でも定額減税の計算をして、

サブでは働いている会社でも定額減税の計算をしてし、

ダブル適用になってしまうためです。

そもそも、複数の会社で働いていても、年末調整は1ヶ所でしか実施できないですよね。

これと同じ理由です。

そのため、各従業員に、

  • うちがメインの職場で、うちで年末調整しますよね?
  • その場合しか、うちでは定額減税を受けてもらえません。

とご確認ください。

給与計算をエクセルで実施されている会社は、定額減税の計算をエクセルでするのは、かなりのご負担になります。

従業員数が10名を越えられる場合は、給与ソフトの購入をご検討されるか、社労士さんへのご依頼をご検討ください。

優秀な社労士さんのご紹介はできますので、もし必要でしたらご連絡ください。

 

では、本日はこれまで。ほんまおおきに

By.税理士サンタ🎅

 

節税のご提案は、あなたの決算内容に応じて個別にご提案いたします。

また、相続のご相談も承っています。

info@couple-cpa.com までご連絡ください。

 

Instagramでも情報配信しています。

https://instagram.com/boki.study?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==